2014年1月16日木曜日

点と線





昔から、気になったものにはとにかく手をつけてみる性質で、
結果としていろんなことをやっているのかなあと、
最近自覚するようになりました。

というのも、
それが自分ではとても自然なことなので、
あんまり意識してみたことがなかったのです。
みんなそんなものだろうと思ってて。


でも、どうやら人によってはそうでもないらしく、
不思議に思われる方もいるようで、

「いつも何か色々やってるよね」

とか、

「 どこに向かってるの?」

とか、もっとストレートに

「何がしたいの?」

などなど(笑)、言われることも度々あり…


繰り返しますが、自覚はそんなにないんですよ。
色々なことをやってやろう、とか狙ってるわけじゃなく、
あとで気づくとそうなってるんです。


とは言え…ちょっと挙げてみても、

書道してみたり、
キックボクシングジム通ってみたり、
大学時代は基礎スキーだったけど、
大人になってから急に合気道はじめたり、
秘書検定にはまったり、
経理にいる時にカウンセリング講座通ったり、
日本語教師になろうと思ってたこともあったし、
大学出てから別のところに編入したり、
アーユルヴェーダを受けにスリランカに行ったり、
あ、だめだ終わらない…(笑)


上に挙げた一つ一つのことは、
多少マイナーなものはあるとしても、
好きな人が少なからずいるものですよね。
その分野に入りさえすれば、それはもういっぱいいるんですよ。


でも、組み合わせると、なんか理解されなくなる(笑)


とにかく、あんまり一貫性がない。
そして、突然ガラッと方向性を変える。
ように、見えるようです。周りには。

だから、わけわかんないと思われたりして。
その反応にけっこう傷ついたりするから、
わたしも普段はあまり興味の対象を言わないようにしているくらい。


思うに、
たぶんですね、
もしもこれが、
「基礎スキー」から「モーグル」に行ってたら、
わけわからなくないんですよね。
(伝わりづらかったらごめんなさい…)

その点と点を繋ぐ線は、はっきり見える。

でも、例えば「スキー」から「合気道」は、
ちょっとわかんない。。。

なんでそこからそっち行った?と。
点と点が離れていて、線が見えてこないんです。



おそらく、
わたしはその「なんでそこからそっち?」の
感覚が弱い(ゆるい)のではないかと思います…。


もう少し正確に言うと、
そもそも、「なんで?」って思わないのです。。


別に目的とかなくて。
気になってしまったら終わりなんです。

「○○になりたいから、次はこれをしよう」
って思ってやったことなんかほとんどなくて、
ただやりたいと思ったことはやるだけ。


そうやっていろんなことに手を出す分、
楽しみはあるし、視野も広がるけれど、
どれも深みに入れない。
一つのところに留まれないから、
結局どこにも属しきれない。

そう、属しきれない。

この自由さと悲しさを最近よく感じるのだけれど、
まあそれは別の機会にまた書くとして(笑)。


とにかく、自分でも「あれ?これどこ向かってるんだろ」
ってよく思ってます。


ちゃんとたどり着けるのかな〜。
とか。


行き先合ってるのかな〜?
とか。



不安になったりします。



…なんてことを考えていたら、

ふと、「アメトーク」というお笑い番組で、
「中学の時イケてない芸人」に出てきた
よゐこの濱口が言ってたことを思い出しました。

観ていない方にはごめんなさいね。

番組には中学の時に「イケてないグループ」に属していたという芸人が出てきて、
最後にイケてなかった昔の自分に向けてメッセージを送るのですが、
これが意外に感動的で。

中でも濱口の言ってたことに、
わたしはうっかり心震えてしまったのです。

彼はこんなことを言っていたのです。



「まゆげ!(濱口の昔のあだ名らしい)
お前中学三年にもなってまだキン肉マン消しゴム集めてるやろ。オカンに『将来役に立てへんで』って言われるけど、とにかく集め続けろ。それがお前の仕事になる!DVDにもなるから、集め続けろ。それがお前の仕事や。」




とにかく続けろ、それが仕事になる、それがお前の仕事や・・・




・・・なんか、泣けるじゃない。。



まあ、これまでの話と関係してるんだかしてないんだか、
よくわかりませんが(笑)、


「点」打っとけ、と。


役に立たなそうでも、
人に何を言われても、
とにかく自分が好きなことをやってみな。続けてみな。


それが、いつ、どこで、どんな線になるかわからないから。


今は線の形なんて全然見えなくても、
いいから、とにかく点を打ちまくれ!


・・・と、言われているような気もして。
勝手な解釈だけれど。




それにね、

もしかすると、

点と点が繋がらないように見えるのは、
ただちょっと近くから見すぎちゃってるだけで、


全体を「引き」で眺めてみたら、


知らない内にこんなことになってる可能性もあるかも?






 






これからも点を打ち続けたい、
2014年のはじまりです。


遅くなりましたが、
本年もよろしくお願いいたします。




 積み重なった毎日の果実がポロリと手の平に
 点描のしくみを守れよ 丁寧な点がキレイな線

 どこまでだって伸びるのさ 繋いでいったらわかるのさ
 僕らがやっとここで出会ったこと

   吉井和哉「点描のしくみ」


ちなみに、上の絵はこの歌のジャケットに使われているものです。


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