2014年12月29日月曜日

今、今、今。






早いもので、2014年も残りわずか。

毎年この時期に歳を重ねるもので、
自然と今年に起きたあれやこれやが胸を去来します。


思えばこの一週間も、忘年会やら何やらで、
色々なところでたくさんの方にお会いしましたが、
気づいたらほぼ全員、今年になってから知り合った方でした。
・・・そんな一年でした。笑


その中でたった2人、
十年前から知ってる人にも会いました。
このご縁は大事にしなさい、と言われている気がしました。
そんなわけでこれからもよろしく元悦(その人たちと一緒に働いたお店の名前)。



皆さんは、どんな一年でしたか?


私は、

「えっ、自分てこんな人だったの?!(驚)」

「今まで信じてきたことは何だったの(呆)」

「こんなに嬉しいことあっていいの(歓)」

「もう許されてもいいの(幸福←降伏?)」

「ちょ、まっ・・・(困)」

「ぎゃー!わー!えーん(泣・苛・怒・鬱)」

「よし進む、進むぞ!(奮)」

・・・みたいなことが繰り返し繰り返し、
起こり続けた一年だった気がします。笑。


いろいろ感じたことはあるのですが、
心のタンク満杯状態で、言葉にうまくまとめられない・・・

なので、今の私の思いを代弁してくれているというか、
どんぴしゃ!に共鳴している言葉を以下に紹介します。

もしかしたら、皆さんそれぞれの心にも、
何かしら響くものがあるかもしれません。


◆◇◆◇◆◇◆


大丈夫だよ、倍音を聞くんだ。
たくさんの可能性がいろんな音で聞こえるけれど、
そのなかの一番美しい響きの部分を掬う。
ただアメさんが望むことだけじゃないよ。
誰かが望むことだったり、人類の望むことだったり、
生き物の望むことだったり、
アメさんを通して世界とつながろうとしている何かの意志だったりする。
その全てに耳を澄ませる。
そして、一番美しい響きの部分を掬う。
それが決然と判断するということだよ。
一番大きな音が正解とは限らない」


高梨ぽこ著 短編小説
「ふわっとした穴」より

少し前にたまたま入ったカフェで置いてあった言葉・・・。
ストーリー全然わかんないけど、なんかいいでしょう。笑
そうだよ、大きい音でなく、美しい響きをすくうんだよ。そうだよなあ。

倍音って、ちょっと今気になる言葉です。


◇◆◇◆◇


知ってんだよすねてひねくれてても
神様も誰もみてくれてねぇよ
自分の枠内カッコ内
恥かかず楽だし格好はいい
なんか無性にイライラ
実はもっと生きてえんだ今、今、今

さよなら さよなら
俺の嫌いなところだけ
いいとこ残し
今、過去からNEWDAY
掴みたい いつか見たい風景

つかみかける→確かめる
間違えるの恐れて諦める
また逃したGOサイン
消えてくだけのドーパミン
そうそう覚悟ができるできないとか
未来とかあとは時代とか
使える言い訳は全部 使って
高い壁に全然ぶ つかってかない
第一印象に尾ひれつけては
大事に慎重にやってたって
同じ結果じゃん
いけるなら行っときな
get a chance

KICK THE CAN CREW「Sayonara Sayonara」


いや〜、意外にラップだった。笑
今の心境表してくれるのラップだった。


昔から和歌の掛詞とか好きなんですけど、
ラップも同じ匂いを感じて・・・熱いですよねえ。
(オレンジのところ、韻がかかってます)



実はもっと生きてえんだ、今、今、今。

本当そう。



もう過去のことを言い訳にするのはいいや。

「あの時できなかったから・・・」
「こうやって育ったから・・・」
「今までの経験で考えられないから・・・」

飽きた!
頭で考えることに正解なんてない。

今までの自分がなくなってしまっても構わない。
変わりたい。


強く願って、飛び立つ時なんです。


(いちおう、聞いてみたい方のためにリンク貼っときます・・・けっこうげんき出る。)




◆◇◆


そんなわけで、今年も一年お世話になりました。

来年も、皆さまのもとに奇跡が降り注ぎますように。
いつでもそれをナイスキャッチできる私たちでありますように。

よき年になりますように。 ^^



2014年12月16日火曜日

誰が決めたんですか?






あー、なんだ。なんだよー。

変われたつもりがちっとも変わってないや。


と、思うような出来事がつい最近あり・・・

自分史の中では、暗黒期(笑)のような時代をすり抜けて、
どんどん前に前に進んでいるような、
数年前の自分とは何もかもが違うような、
調子のよい時期をしばらく過ごしているような気がしていました。


が。


10代の頃から、いや子供の頃から・・・

いや、きっと魂的には何万年も前から・・・

同じような問題を自分で作り出して、同じようなことで悩んで、
つまずいて誤解して勝手にすねて。


何やってんだ私は。


と思わず自分突っ込みを入れつつ、
急に何もかもが振り出しに戻ってしまったような気がして、
ああ、やり方を変えてまた一からはじめなくちゃ。
一から・・・やり直せるのかなあ。



そんな弱音が心に浮かんだ時にふと、
昔聞いたある言葉を思い出しました。



ご存知の方も多いでしょうが、
「古畑任三郎」というドラマが昔ありまして。。


あの中ですごく印象深い回があったんです。
なんでかと言うと、珍しく誰も死ななかったから。


<津川雅彦演じる安斎という作家が、不倫している妻を犯人に仕立てるため、殺人を装って自殺をしようとしたが、旧友である古畑に見破られて自殺を思いとどまる>というラストシーン。

これが、10年経っても覚えてるくらい素晴らしいのです。





古畑 「自殺はいけません」

安斎 「全てを失うことは耐えられない・・・」

古畑 「また一からやり直せばいいじゃないですか」

安斎 「俺たちはいくつになったと思ってるんだ。もう振り出しには戻れん!」

古畑 「とんでもない!まだ始まったばかりです!いくらでもやり直せます!
よろしいですか。よろしいですか? 
たとえ、たとえですね、明日死ぬとしても、 
やり直しちゃいけないって誰が決めたんですか? 
誰が決めたんですか?
・・・・・・まだまだこれからです」



またこの時の田村さんの演技が迫真で・・・
響くんですよね、未だに。



・・・・・・。


やり直しちゃいけないって誰が決めたんですか?




そうです、犯人は私です。。(つд⊂)

まだまだ、これからです。



最近ますます思うのですが、
言葉が人を救うことって、本当にありますよね。



◆◇◆◇◆◇

ちなみに、こっちは実話ですが、
少し前に中央線で可愛い子連れの一家を見かけました。

西へ西へと行こうとしていたようですが、
先へ進むためには電車を何度か乗り継がないといけません。

せっかく乗った電車を一駅で降りないといけなかったせいか、
乗り換えの時に子供が寂しげな顔をして、

子「またスタートに戻っちゃった…(´・ω・)」

すると、

母「少しずつだけど前に進んでるから大丈夫だよ(^ ^)」
 

め、名言。


きっと、そういうことが・・・

勝手にスタートに戻ったかのような気になってるけど、
実は進んでて、ただの乗り換えだった!なんてことが・・・

振り出しでもなんでもないのにこんなことで悲しむなんて、
おやおや困った子ね、って、
自分より視野の広い存在がそれをにこにこ眺めているようなことが・・・


あるかもなあ。