2014年2月27日木曜日

自分でいい。





昔から写真を撮られるのが苦手でした。

写真の中の自分を見て、
自分の中の悪魔が言うわけです。

「うわ、ここの肌荒れひどい・・・」
「顔でかいなー」
「隣の子、可愛い」
「それに引きかえ・・・本当ブサイクだなー」

普段、できるだけ見ないように蓋をしている部分を、
思いきり直視させられる感じがして、嫌でした。



まあ、日本人は褒めることに慣れてない人が多いし、
よくあることだとは思いますが、
私、顔のことで両親から褒められた記憶ってないんですよね。

うちの父と母と私はほぼ同じ顔をしているので、
そのせいかもしれないけど・・・。笑

顔の似ていない姉とは関係が最悪で、
他人に聞かれたら引かれるようなことを常々言われてきました。

外見についてだけでも、


「ほんと、あんたって変な顔」
「ブタみたい」


とかってね。よく笑われたものです。

私もけっこうひどいことを言い返しているから、
お互いさまなんですけどね。

面白いもので、その後、自分が変わってきたら、
姉との関係もなんとなくいい感じに変わってきたのですが、
今でもこの笑い声が頭の中でリフレインしたりするんですよ。
(小さい頃に染みこんだ記憶ってほんと厄介ですよね)

思春期の頃なんかは友達ともしょっちゅう比べてしまって、
かなり悩んでたような気がします。

「あの子はあんなに可愛いのに、なんで私はこんななんだろう」と・・・




すみません、暗い話はここまでです(笑)

以前の日記でメイク講座について書いたのですが、
その時は体験レッスンを受けた直後だったんです。

今回、さらにその上の初級講座を受けてみました。


・・・メイクの世界、超奥深し。


まだまだまだーだけど、
やっぱり得るものはたくさんありました。


メイクって、わざわざ習うものなの?
って思う人もいると思うし、
わたしもそうだったんですけど、
死ぬまでに何回やるんだー??と考えると、
一回くらいちゃんと教わってみてもいい気がする(笑)


まあ、他のところはどうかわからないけれど、
丹野拓子さんという講師の人柄と、美塾の考え方に私は惹かれました。

「魅力マトリックス」で人の魅力を凛・艶・萌・清に分ける、
(さらにそこから嬢・姫に分類)
 という実習も楽しかった。

これ教わると、自分がもともと持ってる魅力のタイプが分かるんです。
まあ、大体の場合、自分と違うタイプに憧れてることも分かるんですが(笑)

無理に違うタイプに行こうとしなくても、
もともと持ってるものを使った方が早いし、楽ちんだし、何より楽しい。
ということが分かる。

自分が尊重されてる感じ、というか・・・


自分でいていい。


ということが分かってきます。
それを頭で理解するんじゃなく、
メイクで体感できるから、腑に落ちてくるんですよね。


なんだー、別の人になろうとしなくても、
わたしでいいんだー。( ´∇`)=3ホッ


そんな、呆気なくて、肩の力がストンと落ちるような感覚を、
味わってみたい方は「美塾」「魅力マトリックス」で検索してみてね。
(なんか宣伝マンになっちゃった・・・笑)




実は、この講座中に出された宿題があって、

私の外見の魅力ってなんですか?

と10人に聞いてくる、
という鬼のような課題があったんです(笑)


恥をしのんで聞いてみましたよ、ええ・・・
すると、大切な友人から、言葉のプレゼントを本当にたくさんいただきました。

友人たちに敬意を表して、少し紹介させていただきます。

よかったら、心の奥の奥〜〜〜のほうで
「私はブタ・・・」
って未だに思ってる女の子がこれを聞いたところを想像してみてください(笑)



「とろんとした目。ぷくっとした頬でつつきたくなる。」

「ほっぺが一番チャームポイント。赤ちゃんのようなかわいさ。」

「人の懐にすっと馴染むような感じ。」

「笑顔が素敵。えくぼが素敵。優しそう。目が優しそう。」

「瞳の奥では観察している印象があるのに、常に優しい形の魅力的な目。」

「可憐、上品で優しげな印象。柔らかな優しさ。ふわりとした女性らしい曲線」




・・・。



・゚・(ノД`;)・゚・ウワァーン!!



「内面の魅力ならもっと言えるけど」


ってさらっと言ってくれた人もいました。(ノД`;)。



自分の魅力について再発見してくる、
という趣旨の宿題だったんだと思いますが、
何よりわたしはとんでもなく友人に恵まれてる、
ということを再確認いたしました。。 。


どの言葉も本当に優しくて。


わたしも(頼まれてもないのに笑)友人の魅力を伝え返してみたんですけど、
みんな照れながらも、けっこう嬉しそうだったりして。
なんかこういうの、光の波紋が広がってくみたいで素敵だな〜、
って思いました。


ああ、これ、みんなやったらいいのに。
そしたら世界は平和だよ。
と、半ば本気で思いました(笑)





◎まとめ(?)


まあ、言い古された表現なんですが・・・


私しかいないんですよね。


この心にこの顔つけて生きてる人間は、
私以外にいないし、過去にもいなかったし、これから先も出てこないんですよ。


私として生きてくしかないんですよ。


別にね、100%自分の顔が好きだと思えるようになったわけではないですよ、
残念ながら(笑)
比べてウジウジだってしますよ、そりゃー。


でも、絶世の美女でなくていいもん。
そういう人生は、そういう人に任せよう。
あるいは、来世の自分にお願いしよう( ´∇`)


もうそろそろ、
自信がないとか言うのはやめようと思っています。
少なくとも、やめることを決めました。


自信がついたらあれをしよう、これをしよう、とか。
こんなことが起きたらもっと自信が持てるだろう、とか。
そういうのを待ってる場合じゃないことに気づきました。

待ってる間に人生終わっちゃうわ(笑)


いいんですよ、それで。


根拠なんてなくて。
もしもそれを笑う人がいても、そんなの知るかばかやろー!笑


信じてみるだけですよ。


まず、自信を持つ。
持つことに決める。



自分の人生を引き受ける。



大げさかもしれないけど、
自分に似合うメイクをするって、
そういうことかなーって感じました。

ま、メイクや外見に限った話ではないですよね・・・



一人でも多くの人が、もっと
 「私でいい。
と思えるように。


まずは自分がそういう顔で生きてみようと思います^^






人間以外のものは、みんな基本的にご機嫌です。
人間でも、赤ん坊や幼児は、たいていご機嫌です。
なぜなら、かれらは、自分以外のものになろうとしないから。

伊藤守『ご機嫌の法則100』ディスカバー21より。



日々の嫉みとどのつまり 僕が笑えば解決することばかりさ

星野源「くだらないことの中に」




2014年2月9日日曜日

いまを踊れば、それでいい





前回のブログ で、
『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社、2013年)
という本について書きました。

心理学のことを書いた本なんだけど、
うまい具合に物語風にまとめられていて、
主人公の青年がだんだん自分に見えてくる。
というか、自分にしか見えなくなってくる。

にやにやさせられ、はっとさせられ、泣かされて。

そんな中でも一番、
ぐいっと心つかまれたところは・・・


以下、青年と哲学者のやりとり。
 

「あなたは後ろを見ることを否定しながら、前を見ることまでも否定しているわけです。そんなものは、まるで道なき道を目隠ししたまま歩けといっているようなものだ!」
「後ろも前も見えない、と?」
「見えません!」
「当然のことではありませんか。いったい、どこに問題があるのでしょう?」
(P270)




・・・当然のことではありませんか、いったいどこに問題があるのでしょう?



大半の人が引っかかるところではないかもしれないけれど・・・
私の心にはこれが、クリティカルヒット!



実は、ここ一年、何かと不安定な状況が続いていて、
(少なくとも自分ではそう思っていて、)

「自分史上最大に先が見えない」

と感じていました。


こんなに先の見通しが立たないこと、今までなかった。
数ヶ月後に自分が何をしているのか、何をすればいいのか、
全然わからない。
先が見えないことが、不安で、恐くてたまらない。
ああ、未来が少しでも見えたらいいのに・・・。
と。


でも、

そもそも、

後ろも前も「見えなくて当然」だった・・・!



「今までは何となく未来が見えてた」

それってただの思い込みじゃん。

別に本当に見えてたわけじゃない。
ただ、見えるような気がしていただけ。


過去も未来も見えてたことなんて一度もない。
わたしたちは、「いま、ここ」にしか存在できない。



だから、ダンスするように生きなさい



そういうことが書かれていました。

目標を頂上に置いて、山登りするような人生ではなく。
いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きなさい、と。


そうだよ。


いまを踊れば、それでいいんだよ。



・・・頼もしすぎて泣けました。
今の自分にとって、これ以上嬉しいアドバイスはなかったのです。



けっこうネタバレ的なことを書いてしまいましたが(笑)、
興味のある方には、お勧めできる本です。




最後に・・・

この本の帯を書いている伊坂幸太郎さん。
彼が以前、こんなことを書いていました。

これ、ほんっと〜にいい文章なので、
よかったらもう少しだけお付き合いください。。
(結局長くなってごめんなさい・・・)


伊坂さんは仙台の作家さんで、
東日本大震災の時にも仙台市内のカフェで小説を書いていたそうです。
そんな彼が地震後のことを初めてコメントしているのが
『仙台ぐらし』(荒蝦夷、2012年)。


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三月、あの地震があって以降、僕はしばらく、小説が読めなかった。部屋にひっくり返った本を片付けることはおろか、手で触れるエネルギーもなく、音楽も聴けなかった。娯楽とは、不安な生活の中ではまったく意味をなさないのだな、とつくづく分かった。だから、これからいったいどういう小説を書くべきか、という悩み以前に、もう、小説を書くこともできないのだろうな、とそういう気持ちにもなった。
(中略)そしてつい最近のこと。友人のもとに、海外の知り合いからメールが届き、次のようなことが書いてあったらしい。「Keep going, and keep doing what you're doing.....keep dancing.」(今やっていることをやり続けなさい)その言葉は僕にとって、一つの(唯一の)真実にも思えた。自分のやっていることの意義や意味は分からない。罪悪感や後ろめたさもたくさんある。ただ、とにかく、今やっていることをやり続けなさい。今踊っているダンスを踊り続けなさい。それ以上のことを、自分の仕事において考えることは傲慢にも思う。僕は、楽しい話を書きたい。
(P163)
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震災後の地に足つかない時期にこれを読んで、
その時も、やっぱり少し、泣いた(笑)


keep dancing.


いまを生きる私たちは、
いまを踊ろうじゃありませんか。









同じ阿呆なら踊らにゃ損損!









2014年2月8日土曜日

嫌われる勇気






先日、私のブログは話が長い
というご叱咤をいただきました・・・

いやー、うすうす自分でも思ってたよネ!☆

苦手なんですよね、短くまとめるの。
でも、引き算の美よね。

というわけで、これからはできるだけ簡潔な文章を心がけたいと思います。
・・・できるかわからないけど(ぽそっ



さてさて。

学生時代、「休む勇気」という言葉が好きでした。


<用例>

A:「今日のナイター(スキーの夜練)行く?」
B:「うーん、あんまり体調よくなくて… 疲れも溜まってるし…」
A:「雪も超降ってるしね…」
B:「そういう日に無理して滑っても、怪我したりして逆によくなかったりしてね」
A:「そうだよねー。思いきって今日は休んで、明日からがんばるっていうのも…」
B:「ありだよね。気持ちに逆らうのもよくないよね…。
   …うん、決めた、今日は休もう!」
A:「私も!」

A・B「…休む勇気!!



・・・だめな人たちの会話(笑)

しかしこの言葉、便利で。
変な明るさがあって、 好きだったなあ。
ていうか今も好きだけど、なるべく仕事には使わないように気をつけている。


で、


ここまでの話とは全く関係なく、本題です。
(こういうの書くから長くなる…笑)


前回のブログで書きたいと言っていた本について。
そのタイトルが



嫌われる勇気』。



本屋で見かけた時、「休む勇気」を思い出して、
つい手にとっちゃったんです。

わたしは人に嫌われるのほんとに嫌いなので(笑)、
ぎくっとしたところもあり。



・・・これは、伝わらないだろうなーと思いながらも一応書きますが、


・フロイト、ユングの名前が出ていて(心理学)

・ソクラテス、プラトンの名前も出ていて(哲学)

・自己啓発系の本の作者に影響を与えた考え方だと書かれていて
(『人を動かす』のD.カーネギー、『7つの習慣』のスティーブン・コビーなど)

・ギリシア哲学でおなじみの「対話篇」風に、物語形式になっていて

・「ゴルディオスの結び目」とか、なんか神話っぽい言葉が載っていて

・伊坂幸太郎が帯を書いている!


・・・これだけで私にはもうヨダレものの条件揃いで、


買うしかない!!


と衝動で購入。


いかにも難しそうな本と思われるかもしれませんが、
ですます調だし、文字大きいし、イラスト入りだし、
感動するくらい読みやすいです。

ちょっとずつ読んでも一週間かからないくらいで読めて、
読み終わった後、思わず拍手した。

この本一冊だけで人生が変わるとか、
そんなことはない(それはあり得ない)と思うけれど、
少なくとも、何かがはじまる。
そんな気がした。


これは本の紹介の難しいところですが、

たとえわたしがものすごく感動したとしても、
それは今の自分がこのタイミングで読んだからこそ届いたことかもしれなくて、
他の人も同じように感動できるかは分からない。


結局、人は自分のタイミングで自分に必要なものを手に入れる。
そういう風にできているから。


だから、全ての人にお勧めできるかは正直分からないけれど、
もし次の言葉になんとなーく引っかかるところがある方は、
本屋ででもチラッと覗いてみてください。
今、たぶんいっぱい売られてるんで。



「世界はどこまでもシンプルである」

「人は今日からでも幸せになれる」

「ひとりの例外もなく、いまこの瞬間から人は変われる」

「大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである」

「自由とは他者から嫌われることである」

「わたしが変わったところで、変わるのは『わたし』だけ」

「人は、ほめられることによって『自分には能力がない』という信念を形成していく」

「人生における最大の嘘、それは『いま、ここ』を生きないこと」



・・・面白そうじゃないですか?だめ?


もう少しちゃんと紹介しておくと、

この本は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されるアルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、物語風にまとめた一冊とのこと。


わたしはアドラーのことは知らなかったけれど、
ここ数年で読んだいろんな本に書かれていることや、
新たに出会った素晴らしい方々が口にされていたこと、
それらと驚くほど同じことを言っていてびっくりしました。

日本であんまり有名じゃないのは、たぶん、思想が新しすぎたんだ・・・。


もう、たくさん胸を打たれるところがあって、
最後なんか思わず号泣したのですが(帯を書いた伊坂さんも泣いたと言っていた)、
とりわけ強く心を刺されたのはこんなところ・・・



と思ったけど、

さては長くなるなこれ!(;゚ロ゚)ハッ


というわけで、次回に続きます。
(そうか、長くなるときは2回に分ければいいんですね・・・)



2014年2月5日水曜日

人生はカレーライスです。




20代前半の頃、
それはもう自分でさえ理由もわからないほど、
後ろ向き人生街道をまっしぐらにひた走っていたわたしは、
あるマイナーロックバンドのファンでした。

その人たちの曲は、とにかく歌詞がひどくて(笑)、


例えば


「もしも僕が犬に生まれたらそれでもう負け」


とか(タイトル「負け犬」…笑)、


「君に存在価値はあるか そしてその根拠とはなんだ
  涙流してりゃ悲しいか 心なんて一生不安さ


とか、


「道だって答えます 親切な人間です
  でも遠くで人が 死んでも気にしないです


「最新ビデオの棚の前で 2時間以上も立ちつくして
 何も借りれない


「希望は誰かの手だ 俺は持っていない



……あと一こ!


「つらい事ばかりで心も枯れて あきらめるのにも慣れて
 したいことも無くてする気も無いなら 無理して生きてる事も無い



などなど、、



言う人を間違えると本気で心配されたり、
逆に大爆笑されたりすること必須の曲の数々。

ま、でもわたしは好きだったんだけど(笑)。

歌詞からはとても伝わらないであろう美しいメロディーや、
絶望の先に垣間見える希望、みたいなものもありまして。


ネガティブ思考もこじらせてしまうと、
明るさを売りにするものは逆に苦しかったりするんですよねー。


上手く表現できないけど、


ネガティブに救われるネガティブもある、
というか…。


傷ついた動物が自分で身体を舐めて、ただ傷が癒えるのを待つ、
みたいな…。


そういう状態の時に側にいてくれた、
それはそれで自分にとって大事な存在だったわけです。


残念ながら、そのバンドは少し前に解散してしまったのですが……
(※マイナーとは言いましたが、一部では人気だったんですよ!!)



ともかく、そのバンドのボーカルの人が、
ある時、雑誌のインタビューでこんなことを言っていたんです。



人生なんてねぇ……恋愛だけでしょう、結局、楽しいのは



さすがのご発言です。


いや、今読んだらきっと笑えると思いますよ。


しかし、当時の私はちょっと衝撃を受けました。
ちょっとどころか、結構まともにくらいました。



もしも恋愛くらいしか楽しいものがないんだとしたら、人生って何なの。。。



と。


そして、




じゃあ、大した恋愛もしてきてない自分の人生って何なの。。。




と。。





・゚・(ノД`;)・゚・ウワァーン!!





……真に受けちゃったんですよね。
まあ、自分でも薄々は同じように思っていたんでしょう。


わたしの心にはけっこうこの記事が残ってしまいまして、
当時、バイト先で一緒に働いていた男の子に愚痴ってみたんです。



「なんかさあ。。人生って、結局、楽しいことって恋愛くらいしかないらしいよ」



って(笑)



するとその男の子は、
いろいろと突っ込みどころのある私の呟きを笑うでもなく、
ただきょとん、として、


「そうですか?」


と言ったのです。



さらに続けて、




「俺、ずっと聞きたかったレコードを見つけて、
 それ買って家に向かう帰り道の、
 片手にレコード持って歩いてる瞬間が人生で一番楽しいですけど」





……(絶句)。



音楽好きな子だったんですよね。
というのはさておき。



たしかにそうだわ。



そりゃ、そうだわ。



わたしだって、
本屋で見かけてピンときた本を衝動買いして、
「よーし家に帰ってコーヒー入れて、
今日はもうどこへも出かけないでこの本読むぞ~!」
の帰り道がめっちゃ楽しいわ。





あれっ?




なんか簡単だけど、これでいいの?




人生ってもっと、ほら、あの歌みたいに、


複雑で悲壮に満ち溢れてて、
楽しいことなんて恋愛くらいだよね、
でもその恋愛だって上手いこといくもんじゃなくて、
だから結局辛いのよね、人生ってやつはね。うん。


…っていう感じじゃないの?




そんな単純でいいの?







……あの時の、
「一本とられた!」っていう感覚。


まぬけな自分。

でも嬉しかったハート。


単純なことだって、小さなことだって、
楽しいことはいくらだってあるんだな。

別にそれを大事にしたっていいんだ。
なんだ、恋愛だけじゃないんだ、人生……


っていう、
おそらく当たり前のことを、わたしはその時に学んだわけです(笑)




「人生はカレーライスです。彼女は福神漬けです。」


とか言ってた年下の男の子から。

どういう意味か一応尋ねたら、


「俺、福神漬けってあったらあったでいいけど、
  なければないで構わないんですよね。」



とのことでした。。


言ってみてーわ。



まあ、わたしは何でもつい物事を深刻にとらえてしまいがちなのですが、
どんなことも、 「福神漬け」くらいに考えられたら楽なのかも(?)とは今も思う。

「なかったら駄目でしょ、問題でしょ、価値ないでしょ!!」

って騒ぐより、

 「なければないで大丈夫」

って思えた方がちょっと楽ですよね、きっと。
恋愛に限ったことではなく、あらゆることについてね。

いや、これ伝わるかわかんないけど(笑)



この会話、したのなんてもう10年くらい前になりますけど、
なぜ思い出したかというと、
久々に超〜〜〜面白そうな本を最近見つけまして、
それ買って帰る帰り道に、にやにやしてたら思い出した(笑)


にやにやの内訳は、


この本きっと面白いんだろうなー!の、期待にやにやと、
あの時あの子バカなこと言ってたよな~。の、思い出しにやにやと、
やっぱり人生って楽しいことの方が多いかもしれない…の、希望の光にやにや。



それで、その本を読んでみたら期待どおりの、
いや、それを上回る面白さだったので、
次回の日記に書きたいと思います・・・


今回あんまりオチがないんですが(笑)、
ここまで読んでくれてありがとうございます♪



あと、カレーに福神漬けないなんてあり得ない、死ぬ、
という方には成り立たない話でごめんなさい・・・。
(でも、なくても死なないですよね、実際!)