2015年12月3日木曜日

ブログをお引越ししました。


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このブログを目にした全ての方に、
さらなる幸運がひらひらと輝き降りますように。


2015年10月8日木曜日

何か起きててほしかった?




帰ってきてからしばらく経ってしまいましたが、
9月に2週間ほど、小笠原へ行っていました。


唯一の交通手段である「おが丸」船に乗って、
東京から約25時間。

なかなか気軽に行ける場所ではありません。

イルカと泳いだり、
魚たちと泳いだり、
山の上から景色を眺めたり、
暗くなったら寝て、朝日が射したら起きる。


今、自分は夢を見ているのか、
 
それとも普段、自分が現実と思っている世界こそ夢だったのか。


いろんな境界線があいまいになって、
ずっと波の上で揺られているような、
誰かの絵本の中に閉じ込められたかのような
不思議な数日間でした。


(↑まん中の雲の形が龍みたい!)



とはいえ、
正直なところ・・・


わりとお休みをとりやすい職場ではあるのですが、
それでも、日本で働く普通の会社員(?)として、
2週間のお休みというのはけっこう勇気が要りました。

気持ちの整理はついていたはず。それでも、
いざ帰りの船に乗り、東京が近づくにつれ、
気持ちがざわつきはじめ・・・


こんなに長いお休みをとって、
いない間に何か起きてたらどうしよう。
誰かに迷惑がかかっていたら。
実はひんしゅくを買っていて、関係が悪くなっていたら。
ああどうしよう。


そんなことを思う必要はないんだ。
これは楽しみ尽くすことが苦手な私が自分で作ったいつもの罠だ。

と頭では分かっていつつも、押し寄せる不安・・・
をイメージの中で溶かしつつ、
帰ってきた翌日、久しぶりに出勤しましたところ。



何も起きてませんでした。


びっくりするくらい、呆れるほど、
本当に何も起きてなかったんです。


っていうか、
皆それほど私がいなかったことなど気にしていない・・・^^;


まるで昨日の夜まで普通に働いていて、
今日もいつものように来ました。おはよう。

っていうくらい、ものすごいスムーズに復帰しました。
時空が歪んでワープしたんじゃないかと思うほどの普通ぶり。

しいていえば、みんな小笠原に興味をもってくれて、
いつか私も行きたいな!みたいな会話が多少あった程度で。。



そこでようやくはたと、しみじみと、気づきました。


ああ、私、何か起きててほしかったんだなあと。



「ごめんなさい、私がいなかったせいで!!」
「私ばかりが楽しい思いをした報いです!!」

って言いたかったんだなあと。


普段は心優しき隣人のように寄り添って、
決して正体を悟られぬよう巧妙に身を隠す。
そうして私の人生をひっそりと、でも堅牢に支配している。

空しきもの。

汝の名は、罪悪感



・・・というわけで、
自分のけっこう根っこのところに罪悪感があるんだなあ、
ということに気づいた、という話でした。

そこから生み出される恐れや不安がいかに真実っぽくても、
まぬけなくらい幻想なんだなあ・・・。
ということも実感しました。



そして、久々に仕事へと戻ったその日、
ちょうど一ヶ月ぶりに私の元へ、ある男の子が訪ねてきたのですが、
それはまた、別の話。

(つづく・・・かも?笑)


2015年9月7日月曜日

そういう人生だった、ってことだよ




もう何年も前になりますが、
「Sweet Season」というドラマがありました。


♪マーリーンルージュで愛されて
大黒埠頭で虹を見て
シーガーディアンで酔わされて
ま~だ~離れたくな~い♪


っていうサザンの曲が主題歌だったドラマです。
(知ってる人いるかな・・・)


けっこうドロドロした不倫の話だった気がするけど笑、
まあ詳しいあらすじは忘れちゃいましたが、
ひとつだけ、妙に今でも覚えているところがあります。


「人生狂っちゃうよ!」という松嶋菜々子に、

人生は狂わない。ただ、そういう人生だった、ってことだよ。
 そういう人生は嫌か?」

と答えた椎名桔平の台詞。



ふと浮かぶんです。



何かしら大事な決断をしなくてはならない時。


「こっちを選んだら大変なことになるんじゃないか・・・」

「これまでの人生台無しになるんじゃ・・・」

「道を踏み外すんじゃ・・・」


と、弱気な(くせに大きな)内側の声が聞こえてきた時に、


そういう人生だった、ってことだよ


って。
ですよね、と思うと少し、肩の力が抜けます。
まー、そもそも狂うほどの正常な人生なんてどこにもないですし。。



何かしら大事な選択をしなくてはならない時。

なんとなく最近、


「もし、何の心配もなかったとして。」


「お金の不安も、先々の心配もまったく必要ないとして。」


「全てが絶対に上手くいくようになっていて、」


「どっちを選んだとしても超最高の成功が100%保証されている。」


「ということをあなたは1000%知っている。」


だとしたら、どっちを選ぶ?


・・・と、自分自身に問いかけるようにしています。


そうして見えてきちゃった本心が、
どれだけ現実の自分に都合が悪くても、
えいやっと肚据えて選んだら、
そう悪いことにはならないんだと思います。

狂う・狂わないでいうと、狂わない。笑

意外にどうにかなるもんだ、と思うことのほうが多いし、
そう思うたびに人に優しくなれるような気がします。



・・・ひょっとしたら、この世界は

今まで思っていた以上に、なんとかなるようにできていて
今まで知っていた以上に、美しくて

私や私たちは、もっとこの世界にくつろいでもいいんじゃないかって

遅いけど、ようやく思いはじめたところです。



2015年7月29日水曜日

みんながしくじり先生




最近あんまりテレビを観なくなったのですが、
「しくじり先生」という番組だけは妙に好きで、
ついyoutubeで見ちゃいます。

いろいろ「しくじった」芸能人が先生役になって、
授業をするというこの番組。

面白いだけじゃなくて惹きつけられるのは、
間違えたことのある人って魅力的なんです。たぶん。

失敗しないように、
失敗しないように、
って生きてるけど、

案外失敗しても人ってどうにかなるんだな。
誰かの間違いが人を救うこともあるんだな。

って思えるので、この番組はすごいと思います。


オリエンタルラジオのあっちゃんが先生だった時、
(彼は若手芸人の時に売れて天狗になりすぎて、
 出演番組がすべて打切りになったのですが)
腹の底からこう叫んでました。笑



しくじらないで生きていける人間なんているのか!?
 俺たちみんなが、しくじり先生なんだよ!!



笑えるんだけど、なぜかズシンとくる・・・。



かくいう私もいろいろしくじってます。


思ったより自分はできないやつで、嫌なやつだった。

今までしくじりたくなさすぎて、そこ見ないようにしてました。


開き直るのも違うけれど、
ようやくそれを認めたら、
夕焼けの空を美しいと思える時間とか、
苦い物を苦いと感じる感覚とかが、ほんとに久しぶりに戻ってきました。


思ったより終わりじゃなかった、と思いました。


大事なのはしくじらないことではなくて、
そこからどうするか、何を選択するかなのだと思う。
望めば続きはあるから。






もっとドジをふめ
自分を好きになれ
げにしょーもないこともいいじゃない
どんと来い

ウルフルズ「それが答えだ!」



2015年5月12日火曜日

ゆきんこ




連休中に、スキーに行っていました。

スキーって、準備とか、荷物を持っていくのとか、
毎回なかなか面倒に感じるのですが、
行ったら結局楽しくなっちゃって、
ついつい休むのも忘れて滑る滑る。


ふと思いました。



私、からだ動かすの好きなんだなあ。



たったそれだけのことなんだけれど・・・


じわり、新鮮な驚きが広がりました。
ひょっとするとそんなこと思ったの、初めてかも。



私は長年「運動おんちコンプレックス」を抱えており、
小学校のときから体育が嫌いで仕方がなかった。
走れば遅いわ、
クラスで長縄とべば引っかけるわ、
跳び箱もハードルも怖くて飛び越せなかった。
ドッチボールはそっこう標的にされる。
マット運動も鉄棒も・・・



その頃からですね、
「私 ≠ 運動」
っていう図式ができたの。

  
・・・あほですよね笑


バリバリ体育会系のサークル入って、
スキーの選手やって、
バレーボールもちょろっとやって、
キックボクシングとヨガかじって、
合気道はじめて、

そんな状況でなお、
「いやー、私運動が苦手で・・・」
って言い続けてたんです。
やってることだけ見たら、私以外の誰も信じないよ。


自分のイメージが完全に
「運動=苦手、できない、自分に関係ない」
だったから、
あんまり疑問を持ってなかったんですね。

苦手だけどなんかやっちゃうんだよな、くらいに思ってた。



いや、それ「好き」だから!!!

(しかもまあまあできとるがな!)



ようやく気づきました。。。

そう思いたくなかっただけなんだなあ。


思えば、不思議といつも私の周りには運動の得意な子がいて、
その子と比べて「ああなんてだめな私」なんて思ってたのですが、


そう思いたかっただけなんだなあ。


最近、自分には関係ないと思っていたことが、世界が、少しずつ広がっていく。


はやくも初夏を思わせるような強い日差しに、
雪も、長い長い間の思い込みも
ゆるゆる溶けていくようなお休みでした。






2015年4月18日土曜日

ピンチはチャンス。


昔、そんな言葉を口にした子がいたなあ。
と、ある女の子のことを思い出す。


真面目で頑張りやで、
人がいいからいつもちょっぴり損しがちだけど、
皆から愛されて、皆を愛せる強い人。優しい人。


私ではないですよ。笑

出会う人すべて自分の鏡というならば、私なんだけど。
わかってても、そう言うのもちょっぴりはばかられるような、素敵な子。


スキーの大会で予選落ちして落ち込んで、
そこから巻き返して別の大会で活躍した、んだったかな。
それで卒業の時に、この言葉を言っていた。


ピンチはチャンス。


あの時の悔しい体験からそれを学べた、と。
そうだよなー。いいこと言うなー。
って、頭では分かっていたけれど・・・



10年後、ふいに腑に落ちる。



たとえどんなにどれほどピンチと思える状況も、
(実は、その状況は自分がつくっているんだけれども)


実は、チャンス。


そういう場合もあるよね、じゃなくて、


いつも、チャンス。


自分の思い込みに気づいて、
勝手につくってしまった枠を超えていくための、


アタック・チャーーンス。(児玉清さん風に)


試練でも苦行でもないから、震えて進むこともない。

もっともっと楽になって、肩の力を抜いて、
子どものような顔して笑える自分になるために、
すべては天が与えてくれた



アタック・チャーーーンス。(児玉さんの真似をする博多華丸風に)




(25番にだって、きっとチャンス)



なんだかそんなことにね、気づきましたよ。

実際には震えながら進むこともあるけれども、
児玉さんでも華丸さんでもいいんだけど、まあそんなノリで、
超豪華景品付きの、決して外れないクイズに挑戦するように、楽しくいきたいね。



・・・稲葉さんも、いいこと言うなーー。↓↓
すべては、素晴らしいチャンス。




逃がさないで 逃げないで
胸の痛みと手をつないで 明日を迎えよう
イヤな問題 大損害 避けて通る人生なら論外
生きてるからしょうがない

楽になりたい 泣き出したい いつか今を軽く笑い飛ばしたい
なんとかなるよ

イカす男女なれるでしょう 切り抜ければ待ってる次のショー
トラブルは素晴らしいチャンス
心配ない 問題ない ないないザッツライフイッツオーライ


B'z 「Wonderful Opportunity」より。



2015年1月24日土曜日

123で目を覚ませ




昨日は1月23日・・・。


その少し前くらいからでしょうか、
ふと携帯を見た時、デジタル時計を見た時、電車を待つ時、
メールがきた時、送る時・・・

やけに「123」の数字の配列を見る機会が重なりました。





「ゾロ目の数字は天使からのメッセージ」
っていう話はよく聞くけど、

123はエンジェルナンバーだと
「 生活をシンプルにしてください。」
なんかピンとこない・・・。

でもなんとなく、なんか気になるんだよなー。
なんだろー。これなんだろーと思っていたら、
今日、ひょんなところで
「ひふみ神示」というものの存在を知りました。


ひふみ神示・・・

 ↓

日月神示


日月神示は、神典研究家で画家でもあった岡本天明に「国常立尊」(別名、国之常立神)と呼ばれている高級神霊より自動書記によって降ろされたとされる神示である。」
(wikipediaから一部抜粋)



こういうのをオカルトと呼ぶ人もいるのかもしれませんが、
神話や民話、おとぎ話の類が生来の大好物である私は、
静かに興奮頂点に達し、しばしwikipediaを読み漁りました。

すると間もなく、とんでもないことに気づきました。


要するにこの「日月神示」、
岡本天明さんという人に天からのメッセージが突然降りてきて、
それを殴り書きしたもの、ということなのですが、
この、降りてきた場所。


千葉県印旛郡公津村台方(現・成田市台方)にある「麻賀多神社」


まじか!


図書館で見てたんですが、思わず声が出そうになりました。


めっちゃ地元。


しかも・・・


この間実家に帰った時に、
免許とりたてだった私はドライブがしたくて、
お父さんに助手席に乗ってもらって適当にその辺を走っていました。

そして別に特に目的地があったわけでもないのだけれど、
たまたま通った道の先に印旛沼があって、
たまたま入った小道に神社があって、
なんとなーくそこに寄りたくなって車を止めた。

その、神社。

そこが麻賀多神社でした(゜Д゜)


父も私も、成田市民歴は長いのですが・・・
行ったのはその日が初めてでした。
すぐ近くに有名な霊堂(宗吾霊堂)があるので、
そっちにはたまに行ったことがあるのですが。
その日その時まで、神社の存在も知りませんでした。


日月神示の内容を読むうち、
なんだかよく分からないけれど、心拍数があがり。


ふと昔見た「白い嵐」という映画の中で、
こんな台詞があったのを思い出しました。



1、2、3、 WAKE UP!
 1、2、3、 WAKE UP!


なんだか自分の内側から、「起きて起きて!!」
って言われているような。
そんな感覚が湧いてくるのでした。


この世の、宇宙の真実を知りたい気持ち。
神秘的な世界に寄り添いたい気持ち。
もうそういうのが、ごまかしきれなくなってきたなあ。


2015年、いろいろありそうですねえ。

いずれにせよ全ては自分しだい。

本田健さんの言葉を借りると、
「コワワクワク」(恐いけれどワクワクしてもいる、の意)
しますね。笑





見てきたものや聞いたこと 今まで覚えた全部
でたらめだったら面白い そんな気持ちわかるでしょう
答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方

THE BLUE HARTS 「情熱の薔薇」より。