あー、なんだ。なんだよー。
変われたつもりがちっとも変わってないや。
と、思うような出来事がつい最近あり・・・
自分史の中では、暗黒期(笑)のような時代をすり抜けて、
どんどん前に前に進んでいるような、
数年前の自分とは何もかもが違うような、
調子のよい時期をしばらく過ごしているような気がしていました。
が。
10代の頃から、いや子供の頃から・・・
いや、きっと魂的には何万年も前から・・・
同じような問題を自分で作り出して、同じようなことで悩んで、
つまずいて誤解して勝手にすねて。
何やってんだ私は。
と思わず自分突っ込みを入れつつ、
急に何もかもが振り出しに戻ってしまったような気がして、
ああ、やり方を変えてまた一からはじめなくちゃ。
一から・・・やり直せるのかなあ。
そんな弱音が心に浮かんだ時にふと、
昔聞いたある言葉を思い出しました。
ご存知の方も多いでしょうが、
「古畑任三郎」というドラマが昔ありまして。。
あの中ですごく印象深い回があったんです。
なんでかと言うと、珍しく誰も死ななかったから。
<津川雅彦演じる安斎という作家が、不倫している妻を犯人に仕立てるため、殺人を装って自殺をしようとしたが、旧友である古畑に見破られて自殺を思いとどまる>というラストシーン。
これが、10年経っても覚えてるくらい素晴らしいのです。
古畑 「自殺はいけません」
安斎 「全てを失うことは耐えられない・・・」
古畑 「また一からやり直せばいいじゃないですか」
安斎 「俺たちはいくつになったと思ってるんだ。もう振り出しには戻れん!」
古畑 「とんでもない!まだ始まったばかりです!いくらでもやり直せます!
よろしいですか。よろしいですか?
たとえ、たとえですね、明日死ぬとしても、
やり直しちゃいけないって誰が決めたんですか?
誰が決めたんですか?
・・・・・・まだまだこれからです」
またこの時の田村さんの演技が迫真で・・・
響くんですよね、未だに。
・・・・・・。
やり直しちゃいけないって誰が決めたんですか?
そうです、犯人は私です。。(つд⊂)
まだまだ、これからです。
最近ますます思うのですが、
言葉が人を救うことって、本当にありますよね。
◆◇◆◇◆◇
ちなみに、こっちは実話ですが、
少し前に中央線で可愛い子連れの一家を見かけました。
西へ西へと行こうとしていたようですが、
先へ進むためには電車を何度か乗り継がないといけません。
せっかく乗った電車を一駅で降りないといけなかったせいか、
乗り換えの時に子供が寂しげな顔をして、
子「またスタートに戻っちゃった…(´・ω・)」
すると、
母「少しずつだけど前に進んでるから大丈夫だよ(^ ^)」
め、名言。
きっと、そういうことが・・・
勝手にスタートに戻ったかのような気になってるけど、
実は進んでて、ただの乗り換えだった!なんてことが・・・
振り出しでもなんでもないのにこんなことで悲しむなんて、
おやおや困った子ね、って、
自分より視野の広い存在がそれをにこにこ眺めているようなことが・・・
あるかもなあ。
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